墓石などに使われる石が、どこからやってくるかご存知でしょうか?
石の故郷は、全国各地にある「丁場」と呼ばれる石の採石場です。
もともと、何千万年も昔の地殻変動により地表に現れたとされる石たちは、それぞれの丁場で採石され、様々に加工されて私たちの生活に生かされています。
石によって、その採石方法から特性、見た目に至るまで、実に個性豊か。
ルーツひとつとっても、平安時代に起源を持つ石もあれば、2000年代に入ってから発見された新種もあります。採石の歴史を紐解けば、きっとそれぞれの石にロマンを感じていただけることでしょう。
明治時代頃までの採石は、大変な危険と労力を伴う重労働でした。戦後の経済成長とともに、建築だけでなく墓石への需要も伸びたことから、採石技術は格段に機械化・安全化されました。
活躍する国産石材
日本の石は、古くは平安時代に寺社仏閣の建材として使われていたと伝えられ、江戸時代には築城の際に石垣として、近代以降は日本を代表する石造りの建築物にも数多く使用されてきました。動乱の時代の中で、石は「普遍的な価値」の象徴として、時には神聖なものとして崇められてきた歴史もあります。
現在では一般家庭においても、大切な故人を祀る墓石として重要な役割を担っています。
長い歳月を経ても劣化しにくい堅牢な性質と、その土地ごとに異なる表情をみせる石目の美しさに、人々は時代を超えて魅了されてきました。
日本の石には、故郷の風土と太古の記憶が息づいています。
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- 2015.12.18
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